無庵詩集57
- 2022/03/29
- 11:09
忘却の町
ぼくはやってきた
遠い町への旅
そこは輝くばかりの光に満ちあふれていた
ぼくはどこへ行こうとしていたのだろうか
閉ざされた記憶、忘却の行方
町と海が隣り合ったこの街は
どこかぼくのふるさとに似ている
しかし住んでいる人は見知らぬ人ばかりだ
ぼくは見知らぬ人が行きかう町で
父母を探す
兄弟を探す
友を探す
空と海が交じり合い
雲と海が交じり合い
漂うばかりの真昼の景色
空と町とが交じり合い
雲と海が交じり合い
漂うばかりの真昼の景色が
ぼくに次の一歩を教える
ぼくはやってきた
遠い町への旅
そこは輝くばかりの光に満ちあふれていた
ぼくはどこへ行こうとしていたのだろうか
閉ざされた記憶、忘却の行方
町と海が隣り合ったこの街は
どこかぼくのふるさとに似ている
しかし住んでいる人は見知らぬ人ばかりだ
ぼくは見知らぬ人が行きかう町で
父母を探す
兄弟を探す
友を探す
空と海が交じり合い
雲と海が交じり合い
漂うばかりの真昼の景色
空と町とが交じり合い
雲と海が交じり合い
漂うばかりの真昼の景色が
ぼくに次の一歩を教える
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