無庵詩集60
- 2022/07/18
- 11:06
別離
ぼくたちは遠い街を思い浮かべていた
そこはいくつかの丘を越えたところにあった
そこは雲と雲の間から光さすところ
ぼくたちはどうして別れてしまったのか
ため息が灯りとなって陽となって通り過ぎてゆく
あまりに遠い道筋を転がるように通り過ぎて行った
風が引き裂いた
花たちが引き裂いた
草や木々が引き裂いた
ぼくは叫ぶ
海に向かって叫ぶ
空に向かって叫ぶ
叫ぶ
叫ぶ
ぼくたちは遠い街を思い浮かべていた
そこはいくつかの丘を越えたところにあった
そこは雲と雲の間から光さすところ
ぼくたちはどうして別れてしまったのか
ため息が灯りとなって陽となって通り過ぎてゆく
あまりに遠い道筋を転がるように通り過ぎて行った
風が引き裂いた
花たちが引き裂いた
草や木々が引き裂いた
ぼくは叫ぶ
海に向かって叫ぶ
空に向かって叫ぶ
叫ぶ
叫ぶ
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