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無庵詩集59





あちらこちらから     春たちが押し寄せ 

子供たちは          笑って笑って 

               泣いて泣いて、

               怒って怒って

               しゃべってしゃべって

               歌って歌って         

               暮らしていた




そこにあるのは春       そこにあるのはタンポポ 

そちらにあるのはスイセン    あちらにあるのはシラン 

そこにあるのは小川 

そこにあるのは木陰 

そこにいるのは小鳥


小鳥たちは春をさえずり

小鳥たちの笑い声 

あっちいって ぴー 

こっちいって ぴー 

向こうの木の枝にとまって ぴーぴー

幸せって何色 不幸って何色 

君の幸せって何色 不幸って何色

君だけの幸せ色

君だけの不幸色


さあ  春!  歌いましょう。

今は春!

明日も春!



あさっても春!

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プロフィール

無庵

Author:無庵
忘れられた古代港がある。都から遠く離れしかも主要航路でなかった北四国側にあったこの港に、軍王、人麻呂、道真、崇徳院、西行、寂念など飛鳥、平安時代を代表する詩歌人が足跡を残す。しかも彼らにとっていずれも重要な意味を持つ作品を残している。坂出松山の津はまさに奇跡の港と言えよう。
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